大師堂は、日向灘(ひゅうがなだ)に流れ出る大淀川の源流域にあたる槻木(つきぎ)の集落に、弘法大師が九州行脚のとき建立したと伝えられます。その境内に高く佇立するコウヤマキの巨樹。お堂とともに人々に大切にされ、現在まで生きてきた歴史の重さが感じられます。県指定天然記念物です。 【場所】 国道219号を多良木駅前から南の槻木方面へ。約20キロメートル山道を進み、下槻木の集落のはずれに大師堂がある。参道を登りきった本堂の前。