出陣を止めようとした八代神社の御神木
天正9年(1581)、島津氏に敗れた相良義陽(さがらよしひ)は、長年の同盟関係にあった阿蘇氏を攻めることになりました。その出陣式のとき戦旗がこの樹にからまり、神官が不吉と出陣を止めたのに出陣し、響ケ原(ひびきがはら)の戦いで戦死しました。根に近い幹には大きな空洞があり、樹肌は800年の樹齢を感じます。市指定天然記念物です。
【場所】
国道3号を八代に向かう。高速道路八代インターを過ぎて、高速高架をくぐり、左斜めに進入して、宮地町(みやじまち)に入る。直進500メートル先の左に妙見宮。樹は参道入り口右側。
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