北条時定(ほうじょうときさだ)が満願寺建立の際に植えたと伝えられる巨樹です。元禄(げんろく)年間の落雷で幹が裂け、昭和4年(1929)の落雷では空洞内が炎上しましたが、小国郷全域から集まった人々の19時間にも及ぶバケツリレーで消し止められました。幾度の災難にもかかわらず今もなお、生きる力を湛えています。国指定天然記念物です。 【場所】 南小国から約4キロメートル。車は満願寺の駐車場に止める。隣接する小学校跡地の横から山道を約30分登る。登り口に案内板あり。