■由緒ある神社の象徴である樟
石段を登った右側に高くそびえ、根の末端が山森阿蘇神社の宮司、坂梨氏宅の庭まで伸びているとのことです。根元に空洞ができていますが、枝葉は良く茂って広く空を覆っています。幹の周りをぐるっと回ってみたり、抱きついてみたりすると樹の大きさを実感できます。
この神社は、今からおよそ800年前に、阿蘇氏の家臣坂梨弥五助が、この地に下向して阿蘇五宮を祭ったのが始まりとされ、この神社の秋の例大祭で奉納される子ども神楽は、およそ280年の歴史があります。
この由緒ある神社と、ほぼ同じ年代を生き続け、遠くから見ても鎮守の森の上に頭を出している姿は、まさに山森阿蘇神社の象徴といえるでしょう。
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