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  老樹名木詳細
 
相良のアイラトビカズラ(あいらのあいらとびかずら)


■旺盛に張っていた蔓も、今は棚の上でおとなしくしています
 とにかく花の房が大きく、花のガクには金色の毛が生えて輝いています。触ると刺さって痛い目にあいますので、手を出さないでください。
 蔓はたくましく伸び、松や竹に巻き付き巻き倒していたといわれています。猛々しく暴れないように、近年では大きな棚を作り、その棚に這わせてあります。
 この「アイラトビカズラ」の名前の由来には二つの話が伝わっています。一つは、源平の戦いで、近くにある相良寺に平家の残兵が立てこもったところに、豊後竹田の源氏方の武将が火をつけ、寺が焼けたとき本尊の千手観音様がこの木に飛んで難を逃れたという伝説。また、もう一つは、観音様がカズラに姿を変えて飛来され、このカズラが坂を下っていた源氏方の武将の乗馬の足にからみつき、落馬したところを平家の残兵が討ち取ったとの伝説です。


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