住民の手で守られた地域のシンボル
樹齢300年と推定されるクロガネモチの古木です。樹形が良いので買いたいとの申し出を何度も受けましたが、所有者が守り続け、昭和58年(1983)に旧松島町天然記念物に指定されました。今では、地域のシンボルとして、地域の人たちから大切に保護されています。
とても姿の良いクロガネモチの大樹で、一目見て300年の年輪を美しく積み重ねてきたと感じる樹ですが、近くに行かないとわからない場所に生えていますから、道を訊ねながら行く必要があります。農道に入って、くねくねした道を300メートルほど進むと、この美しい樹が見えてきます。根元には小さな地蔵堂があります。そのお堂の前を行き交う人たちを、このモチノキは、300年という長い間見守ってきたのです。市の天然記念物に指定されています。
【場所】
国道324号を今泉から県道34号に入る。教良木小を過ぎた先の三叉路を大浦港に右折し、中野の川で農道を右折して300メートル先。
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