HOME > くまもと街路樹・景観・公園の紹介 > くまもと景観 > R6-200 瀬田地区の冬期湛水水田
 
 
200. 瀬田地区の冬期湛水水田
(せたちくのとうきかんすいすいでん)
 
 
 

●所 在:菊池郡大津町瀬田地区
●施主等:瀬田地区水田湛水協議会
●令和6年度(2024年度) 部門賞(水とみどりの景観賞)

 
《所在地地図》 ※おおよその区域を記載。



 
     
 
   
     

 


 
 
■2024くまもと景観賞パンフレットから抜粋
 浸透能が高い白川中流域で、初めて地区全体で行われた冬期湛水水田による地下水かん養事業である。 420年以上前からの水田開発は、期せずしてより豊かな地下水環境を熊本地域にもたらした。真冬に、満々と水を湛えた水田の光景が白川中流域右岸の瀬田地区一帯に広がっていた。春の田植時と同様に、加藤清正が構想した上井手から白川の水が田んぼに導かれている。2年度目の2024年度は、冬期湛水水田面積7.7ha、約150万㎥が地下に浸透する見込みである。 同地区は雄大な阿蘇の山容を背景とし、阿蘇外輪山の切り欠き部である立野峡谷の出口にあたる。白川の流れが緩やかになり、右に大きく蛇行して美しい流路曲線を描く右岸に、冬期湛水した一帯の水田が田植時とは異質で不思議な景観を形成している。瀬田地区水田湛水協議会の皆様の真摯な取り組みに感謝したい。

© Kumamoto Midori Keikan Kyoudou Kikou. All Rights Reserved.