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193. 日光の棚田
(にっこうのたなだ)
 
 
 

●所 在:八代市坂本町鮎帰
●施主等:日光棚田活性会
●令和5年度(2023年度) 部門賞(緑と水の景観賞)

 
 
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■2023くまもと景観賞パンフレットから抜粋
 道の駅坂本から険しい坂道を1時間ほど登ってなんとか辿り着く。標高420m、広さ約2.0ha、地名の通り、穏やかな日に照らされた、小さな棚田である。戦国時代から江戸時代中期に開墾されたものらしい。
 しかし現在は、ボランティアの力を借りながら収穫は少ないが、田植えや稲刈り、また、蕎麦作りなど活気づいてきた。良い景観の一つとして、自然と人間が協働した成果というものが挙げられるだろう。
 近年ヨーロッパでは、環境配慮型農業の一つとして空石積みが再注目されているが、「六方積み」と呼ばれる石積み技法を継承しながら、丁寧に構築・維持されてきた日光の石積みは、自然と人間が長い時間をかけて協働してきた成果を美しく私たちへ伝えてくれている。
 この景観が、また多くの人を巻き込みながら守られていくことを切に願っている。

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