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> R5-192 青蓮寺阿弥陀堂及び青蓮寺古塔碑群
192.
青蓮寺阿弥陀堂及び青蓮寺古塔碑群
(しょうれんじあみだどうおよびしょうれんじことうひぐん)
●所 在:球磨郡多良木町黒肥地3992
●施主等:多良木町・宗教法人青蓮寺
●令和5年度(2023年度) 部門賞(地域景観賞)
《所在地地図》
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■2023くまもと景観賞パンフレットから抜粋
青蓮寺は相良氏の嫡流・多良木相良家の頼宗が、永仁3年(1295)に同氏の祖・頼景の廟を建てた地にあり、草創は同6年(1298)に頼景の後室・青蓮尼の位牌所を建てたことに遡る。阿弥陀堂(国重文)内に安置される阿弥陀三尊像(国重文)は廟を建てたという永仁3年の銘をもつ。堂の後方斜面には「青蓮寺古塔碑群」(県史跡)があり、その中の壇上積基壇の上には多良木相良家八代の墓標と伝わる五輪塔が建つ。
今回の調査で、基壇も技法等から鎌倉時代後期、廟所建設時につくられた可能性が高いと判明した。これによって、阿弥陀三尊像、基壇・五輪塔は、ともに多良木相良家の廟所に関連するもの、阿弥陀堂も廟所の性格を継承する遺構で、これらと一直線上の位置にある相良氏居館跡も併せて一連の歴史的景観となった。地道な調査に敬意を表したい。
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