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191. 八代市庁舎
(やつしろしちょうしゃ)
 
 
 

●所 在:八代市松江城町1-25
●施主等:八代市
●令和5年度(2023年度) 部門賞(地域景観賞)

 
 
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■2023くまもと景観賞パンフレットから抜粋
 かつての八代城内に位置することから素材や色調など周辺を意識した景観形成となっており、建物内外問わず、居心地良い光と風を感じることのできる空間である。
 評価に繋がった点は、隣接する八代城跡石垣との連続性に配慮した外構、「八代のにわ」と称した憩いの場となるゆとりある散策路、八代の山々の眺望景観に呼応し、傾斜にも配慮した屋根などが挙げられる。また、敷地内から出てきた石垣を土留や景石として有効的に活用した点や、旧庁舎から息づいている既存樹木をいくつも活用した点など、次世代への土地の記憶の継承にも取り組んだ点が高評を得ていた。
 評価の視点として、地域住民の関与が挙げられるが、この点においても営業時間外の夜間や休日の利用も可能としたスペースが順調に機能しており、「まちに開かれた庁舎」として市民を迎え入れることにも成功している。

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