くまもと緑・景観協働機構

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	■２０２２くまもと景観賞パンフレットから抜粋
	その概要をここで紹介するまでもなく、熊本県民なら誰もが知り、誇りに思っているであろう通潤橋が本年度の特別賞である。審議において議論となったのが、知名度も認知度も高い通潤橋に、改めて、くまもと景観賞を与える意味は何かという点であった。通潤橋そのものが、地域住民の協力によって、適切に保存されているだけではなく、前面に広がる水田は現役として稲穂を実らせ、周囲の山林は丁寧に管理され、観光客の利便性を高める階段や広場も快適にリニューアルされている。幾多の災害や社会情勢の変化を乗り越え、一つの文化財の保存に止まらず、それを含んだ周辺の景観全体が、適切に保全されていること、これが授賞の理由である。この景観が維持されているのは、景観に対する町役場職員の深い理解、地域住民の無私の協力など、多くの努力の賜物だろう。