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176. 半高山周辺の段々畑
(はんこうやましゅうへんのだんだんばたけ)
 
 
 

●所 在:玉名郡玉東町原倉地内
●施主等:玉東町
●令和2年度(2020年度) 奨励賞

 
 
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■2020くまもと景観賞パンフレットから抜粋
 半高山への峠道を進む車窓からは、町の特産であるミカン等が栽培される美しい段々畑を望むことができる。これらが広がる玉東町原倉地区は、西南戦争の舞台ともなった歴史ある地域である。時を経て、昭和5年頃から、住民自らが山林を開墾し、地域で採取した石を積み段々畑を築き、これが町の基幹産業である農業の礎となった。
 先人の偉業が、農業という生業を通じて維持、保全され、現在も良好な景観を創出している点が高い評価を得た。美しい景観の維持と、人々の活力ある生活が表裏一体であることを再認識できる場所である。
 現在、同地区では、フットパスコースの設置の他、若手農家「玉東段々畑男子=ぎょくだん」による農産物の地域ブランド化が推進されている。若手の台頭も加わり、地域の手に守られる温かみのある情景の創出が、持続可能な地域づくりに大きく貢献していくことであろう。



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