くまもと緑・景観協働機構

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163.	囲炉裏キュイジーヌＬＯＯＰ及び小畑駅周辺景観活用促進事業（いろりきゅいじーぬるーぷおよびおこばえきしゅうへんけいかんかつようそくしんじぎょう）
	●所　在：人吉市大野町４３１０番地 ●施主等：株式会社ＮＯＴＥ人吉球磨 ●平成３０年度　くまもと景観賞
《所在地地図》

	■２０１８くまもと景観賞パンフレットから抜粋
	ＪＲ肥薩線「大畑（おこば）駅」（人吉市）は、国内で唯一、３段式スイッチバックとループ線が続く区間にある。明治４２年に駅舎の並びに建てられた木造平屋の旧保線詰め所を平成３０年にリノベーションし、地域の食材や郷土料理を取り入れたフレンチレストランが誕生した。ホームから眺めると、新しい建物の明かりと人の温もりが、地域に再び灯った生命のように感じられる。平成１３年頃、地域の人々が構内の清掃を始め、その後、開発整備企業の設立や、人吉市・ＪＲ九州・地域内外の建築士・地元の金融機関の連携を経て、今回の鉄道遺産の活用に至ったと聞く。平成３１年春には沿線の旧国鉄矢岳駅に駅長官舎（国登録有形文化財）を改修したホテルが開業するとか。旅立つ列車に、シェフたちは手を振って別れを告げる。その人々が再び誰かとこの地を訪れ、新たな交流が生まれる予感がする。