かつて、豊後街道の宿場町として栄えた大津町。面積53.5haの住宅地は、JR肥後大津駅北東側の、阿蘇の雄大な山々を望む場所にある。
自然と暮らしが調和した美しい街をつくるために建築協定が締結され、建物や門柱・門扉と道路・隣地の距離を定め、外構部材のデザインが統一されている。美しい景観と安全で豊かな暮らしを守るために自治会が積極的に活動し、住民ひとりひとりが環境美化・防災活動、祭りの開催などに取り組んでいる。
住宅地の中央に延びるシンボルロードはその象徴的な存在だ。広い歩道に施したコルク色のインターロッキング舗装、風にそよぐモミジバフウの街路樹、各戸の門灯やシンボルツリーなどが、独自の文化と歴史を育みながら、新しい街並み景観を創出している。
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