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  くまもと景観のご紹介
 
127. 将軍木と松囃子御能場界隈  (しょうぐんぼくとまつばやしおのうばかいわい)  
 

●所 在:菊池市隈府
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●形 態:歴史的町並み
●施主等:菊池市
     菊池神社
     菊池市御所通り景観形成協議会
●平成21年度地域景観賞受賞

 
  
■2009くまもと景観賞パンフレットから抜粋
 御所通りから、城址である菊池神社へと続く道は一直線である。その結節点に、こんもりとした、濃い緑の一角がある。「将軍木」と「松囃子御能場」によってつくられた、時代を越えた幽玄なイメージを醸し出す空間である。「将軍木」の名前は、南北朝時代、征西将軍の宮・懐良親王御手植えの木との由来による。この椋の巨木は樹齢600年を超え、樹幹の裏側には大きな空洞があり、鉄製の支柱で支えられてはいるが、樹勢は衰えず、通りに大きな影を落としている。通りの向かいには「松囃子御能場」が相対して立ち、観客席となる芝生の広場には陽光が射す。能場は寛政8年(1796)再建とされ、室町時代から伝わる松囃子能が、懐良親王に見立てられた「将軍木」に対して毎年10月に奉納される。この界隈では菊池市御所通り景観形成住民協定(平成5年・1993)に沿って、寄合所・資料館等の整備が少しずつ進展している。伝統の継承と町なみ整備に対する住民の熱い思いが評価された。


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