直径約2mの丸池(通称「池ん頭」)から流れ出た下に洗い場があり、熊本名水百選にも選ばれたところで、夏場は子供たちに天然プールとして親しまれている。
今でも農作物の洗い場として利用されており、田園景観のなかに広がる水辺は熊本でも数少なくなった癒し景観である。中でも蛇行した水辺には昔の面影が残る土手があり、昭和30年代を想わせる。公園施設や水際も周辺景観に配慮したデザインで、田園や集落景観との調和が水と緑の景観にふさわしい風景を醸し出している。
ただ、丸池周辺の柵が全体景観と異質な感じを受けることから今後、配慮が望まれる。
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