国道３号線に平行している薩摩街道を東西に交差して、この水路と小路は設けられている。宮原町のまちづくり拠点であるまちづくり情報銀行の住民ワークショップで、この施設が実現したことは、意義のあることである。宮原町を訪れるたびにその成果が着実に積み重ねられていることを実感する。水路のせせらぎの音も心地よいし、役場駐車場跡地のギロッチョ池がつくられたこともこの道筋に奥行きが生まれた。
　人間的なスケールであることと手作りの温もり、楽しさをあじわえることも魅力のひとつである。住民が協力し、知恵を出し合ってこの「水辺の散歩道」が生まれた。これにとどまらず、さらなる街づくりに向かって頑張ってほしい。