1997年に開通した牛深ハイヤ大橋は港町に新しい風景を創出した。地上から滑らかに上昇していく橋、また曲線上の橋を移動し変化していく景観も優れている。それ以上に船上から眺めるこの橋は素晴らしい。横一文字の書のごとく背景の空と山と海に描かれている。それは連続した数多くのフラップが一つのものになり、有機的な生命力を与えていることにある。 港内の各地区の連絡橋としての橋は、その機能を越えて牛深港のシンボルとして産み出された。橋のたもとのにぎわいを包み込むが如くそこにある。