熊本市の中心部にあって、飲食を中心とし南北に長い繁華街の景観である。サイン計画、路面計画、照明計画と総合的に整備を行ったものであるが、その中でも特に注目したいのが、通りに面する建築に設置された「天空照明」である。1年以上にわたる地元との研究会を経て合意形成され実現された。 かつての街路灯から脱却し、天空(上部)からの安定した照明は、足元のフットライトとともに銀杏通りに広さを与え、新しいにぎわいのある景観を成功させた。この企画の実現に協力された多くの方々の熱意と努力に敬意を表したい。