●所 在:菊池市隈府上町 ●形 態:建築物 ●施主等:上田義親 TOM工房 ●平成6年度さわやか街かど賞受賞
菊池市御所通りでは、景観形成住民協定を結び、通りに面する江戸時代の町屋形式の建物を博物的に保存するのではなく、現在のくらしに活用し、それによって地域の活性化を図ろうとしている。 その中にあって、「上田金物店」は、通りに面して開放された「みせ土間」の部分を、学術調査に沿いながら改築しており、協定に即した景観形成の一つの方向を示している。 無塗装の木部は、時間の経過とともにやがて周囲に同化するはずである。