●所 在:山都町大字大平 地図はこちら ●形 態:建築物群 ●施主等:清和村(受賞当時) 叶ホ井和紘建築研究所 鞄動工務店 ●平成6年度くまもと景観賞受賞
清和文楽邑は、文楽館、資料展示室、物産館の3棟の木造建築と芝生の広場からなり、ゆったりとしたなごみの空間を形成している。広場の前を流れる大矢川の対岸は、けわしい岩肌とスギ・ヒノキ・ヤマザクラ・ケヤキなど常緑樹と落葉樹の混交する城野公園で囲まれ、昔ながらの日本の山村の風情と風格を伝えている。 恵まれた風土の中に、自然と一体化し、田畑で汗しながら脈々と行き続けてきた農民文化“清和文楽”を結晶させたことも言える文楽邑は、人々の心・祈りそして感謝・感動といった精神的景観をも見事に具象化している。