木造トラス構法と在来構法とをたくみに造形邸に組み合わせたおしゃれな学校である。多目的ホールとしての中央ドームは緑青を生じる銅板で葺き、その周りの普通教室や特別教室等は切妻屋根で青磁色の瓦葺としている。自然と調和するように工夫がなされ、従来の学校構築の感覚を打破したユニークなデザインである。
緑深い山懐の一角にあり、初夏にはホタルが飛び交うせせらぎと緑の杉木立や四季の植物に囲まれ、子供達の夢と希望を育むのにふさわしいほのぼのとした“おとぎの国の小学校”のイメージさえ与える。
小国地方の特性あるいは資源・自然を活用したものであり、まさに悠木の里(小国町)にふさわしい景観を形成している。
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