これは古い温泉町の町おこしの一部として企画され、掛け替えられた橋である。単に渡るという機能だけでなく、町のシンボルや町おこしの仕掛けとして意図されている。特に目新しい素材や工法は使われていないが、そのデザインは端正である。設計段階から考慮された照明のための工夫は効果的であり、幻想的雰囲気を創り出していてテーマ賞にふさわしい。