くまもと緑・景観協働機構
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  調査研究のお知らせ
        

 くまもと緑・景観協働機構(事務局:熊本県都市計画課内)では、
平成24年度から民間緑化に関する普及啓発の一環として、
県内市町村が開催する緑化に関する講習会への支援を行っています。


 平成29年度は、天草市、荒尾市、球磨村が開催した緑化講習会
への支援を行いました。

 

天草市での開催状況
 天草市は、平成23年度から「天草花咲きプロジェクト」
として、天草市、市民、企業が共同で花いっぱい運動に
取り組んでおられます。
 その一環として各地域住民を対象とした花植え教室を
平成25年度から開催しており、そのうちの3件について
機構の支援を受けました。


「島子地区花づくり教室」
 平成29年10月21日(土)、
 講師に竹川 慶剛さん(JAあまくさ指導販売部)をお迎えし、
島子地区住民41名が参加しました。

 島子地区コミュニティセンターで、実演で植栽する花の植え方や育て方、管理方法など花づくりにおける基本的な内容の説明が行われました。
  その後、竹川さんの指導の下、参加者で島子地区コミュニティセンター前花壇にパンジー苗を植えました。
   春には、パンジーも大きく育ち、花を増やし見事にに咲きました。
 住民の皆さんも今後は地域として花づくりに取り組みたいとのことでした。
   

「五和地区花づくり教室」
 平成29年11月17日(金)、
 講師に小松 弘和さん((株)ミヨセ)をお迎えし、
五和町手野地区住民30名が参加しました。
 
 手野地区コミュニティセンターで、実演で植栽する花の植え方や育て方、管理方法など花づくりにおける基本的な内容の説明が行われました。 
 説明後、小松さんの指導の下、参加者で手野地区ボランティア花壇にパンジー苗を植えました。 
   こちらも春になり、パンジー苗は大きく育ち、見事に咲きました。
 参加された住民の皆さんや、地域の住民の皆さんもとても喜ばれたとのことでした。
   
「バラづくり講習会」
 天草市では、以前から開催している上2件のような初心者向けの「花づくり教室」のほか、平成29年度は、新たな取り組みとして、市内で意欲的に花いっぱい運動に取り組んでいる市民を対象に、さらに活動の幅を広げる事を目的として、比較的高度な専門知識を要するバラを題材とした講習会を開きました。

 平成29年12月16日(土)、西の久保公園にて、
講師に菊地 登美代さん(はな阿蘇美)をお迎えし、
天草市民24名が参加しました。
   
 公園内管理棟にて、はな阿蘇美スタッフによる講習が行われました。
 講習後、実際に参加者でバラの鉢植えを制作しました。
 講師の菊地さんやスタッフが会場を回り、参加者の質問を受けながら直接指導を行いました。
 バラの鉢植えが完成したところで、西の久保公園内に整備された花壇に参加者でバラの苗木を植栽しました。
 花壇に植栽されたバラの苗木は、順調に育ち、開花シーズンにはきれいな花を咲かせています。 
   
荒尾市での開催状況
 平成30年3月11日(土)、「荒尾総合文化センター」にて「花と緑の寄せ植え講習会」を開催。
 講師に安武 龍藏さん(園芸研究家、RKKラジオ「大田黒浩一のとびだせワイド」園芸コーナーに出演)をお迎えし、
事前に申込をした荒尾市民86名が参加しました。

 第1部は、小ホールにて、安武 龍藏さんによる、「種まきからつくる園芸の楽しみ」と題して、種まきの理論とその利点、肥料の使い方、寄せ植えの理論についての説明と、「一心行の大桜」の品種について講演が行われました。

 
 第2部は、コンコースに移動し、安武 龍藏さん指導のもと、参加者が寄せ植えプランターの製作を行いました。

 ここで製作されたプランターは、荒尾市内の各小学校に設置されました。

 第1部、安武 龍藏さんによる講演の様子。

 種まきから育てる園芸について、具体的な例を挙げた分かりやすい説明で、初心者や以前にやってみたけれどもうまくいかなかったとおっしゃる方にもよく分かる内容でとても好評でした。
 
 第2部、安武 龍藏さんによる寄せ植えデモンストレーションの様子。
 
 デモンストレーション後、参加者は19グループに分かれて実際に寄せ植えプランターを制作しました。
 
 参加者が寄せ植えを制作しているなか、安武さんも会場を見回り、参加者へアドバイスをしたり、作業の手伝いを行っていました。
 完成したプランターの一例。
 
 今回はほぼ半数が初めての参加であったとのことでした。
 参加された市民からも、講習内容が身近な感じで分かりやすくて良かったとのことでした。

 
   

球磨村での開催状況
 平成30年3月17日(土)、「田舎の体験交流館さんがうら(球磨村三ヶ浦)」にて「春の訪れを楽しむ「日本で最も美しい村」の「花と緑の寄せ植え講習会」を開催。
 講師に小村典子さん(株式会社アルモック代表取締役、マナコフラワーアカデミー1級教授)をお迎えし、
事前に申込をした球磨村民、球磨村文化協会やボランティア約35名が参加しました。

 第1部は、「日本で最も美しい村の花いっぱい運動」をテーマに、花が心をどう癒してくれるのかについて、参加者による体験や、花の管理方法、花の特徴について講演が行われました。
 
 第2部は、小村さんの指導のもと、球磨村産の杉間伐材を利用したウォ−ルガーデン21台に春の花を使った寄せ植えの製作を行いました。

 ここで製作されたプランターは、村内21行政区で管理を行い、一部は公共施設や地域公民館施設等に設置されました。

 第1部、小村典子さんによる講演の様子。
 
 花には、人の心を汲み取って癒す効果があり、自然のなかで暮らすことが出来る素晴らしさについての話や、今回植栽する春の花の楽しみ方や管理方法についての説明が行われました。
 ウォールガーデンの制作を前に、小村さんによる作業手順の説明と、今回植える花の紹介が行われました。
 また、村民の皆さんにぜひ見てもらいたいとのことで、今回用に流通前の新しい種類の苗も入手したとのことでした。

 
 グループに分かれて、ウォ−ルガーデンの制作を行います。
 小村さんも会場を回り、楽しくおしゃべりしながら、参加者へのアドバイスや指導を行いました。
   完成したウォ−ルガーデン。

 球磨村の担当者からは、参加者が楽しく、積極的に取り組んでいる様子から、住民の緑化運動に対する意識の高さを実感できたとのこと。
村民が一体となるような緑化活動が進んでいくようサポートできればとのことでした。
 


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